まず、代表的な考え方として3つを例にお話しをささていただきます。
1.機能性として
建物周りの施工は、住宅の外観や雰囲気を大きく左右するだけでなく、安全性や利便性にも大きく影響します。そのため、まずは建物の機能性を考慮した施工を行うことが大切です。
例えば、建物の周りを人の動線として頻繁に使用するのであれば、物を運ぶ、人が通るといった意味合いですと、仕上素材として固い素材の方が、歩きやすく足元が安定します。
2.デザイン性として
建物周りの施工は、住宅の外観を大きく左右するため、デザインにもこだわりたいところです。建物のデザインや周辺環境を考慮して、統一感のあるデザインを検討しましょう。
例えば、洋風の住宅の場合は、レンガや石材などを使用した施工がおすすめです。また、和風の住宅の場合は、木材や砂利などを使用した施工がおすすめです。
3.予算感として
外構工事の費用は、施工内容や材料によって大きく異なります。そのため、予算を明確にしておくことで、無理のない施工を検討することができます。
例えば、敷地境界部をブロックで明確にする際、色や、柄の付いたブロックよりも、普通のブロック(グレー色)の方が費用を押さえられますし、フェンスや門扉を設置する場合は、木製よりもアルミ製の方が費用を抑えることができます。
具体的な施工エリア・施工製品の内容としては、以下のようなものが挙げられます。
施行エリアとして
・駐車場
・門塀周り
・アプローチ
・お庭
施工製品として
・フェンス
・門扉
・カーポート
・サイクルポート
などが挙げられます。
外構工事は、住宅の外観や機能性を大きく左右する重要な工程です。予算や要望をしっかりと整理して、納得のいく施工を検討しましょう。
以下に、建物周りの施工によく使われる材料をいくつかご紹介します。
1.防草シート敷き
一般的に、ホームセンター等で売られている黒いロール状で売られれている商品です。
この用途としては、土(地面)の上に直接敷き込み、土から草が生えてこない様にする為のものです。
ただ、絶対に生えてこないわけではありません。防草シートの端部(両サイド)構造物に接する端部や、敷地エンド等からは、必然と雑草は生えてきます。
それと、防草シートの上に風で堆積して土に、風で飛んできた雑草の種がその堆積して土で発芽してしまう事はありますが、防草シートの貫いて根を伸ばす事はないので、簡単に除草は出来ますが、完ぺきに除草出来る訳ではないのでご理解ください。
基本的に防草シートは、上に砂利を敷き込む前提での防草シートですので、砂利を上に敷き込まない場合、黒い防草シート(標準)ですと、日光の紫外線で防草シート敷きが劣化し穴が空いたり、裂けたりいたします。
上記の様に、砂利を敷き込まない様ととして防草シートを選ぶには、紫外線に強い防草シートもございますので、そちらをお選びいただき、使用される事をお勧めいたします。
ただ、黒の防草シートよりも、紫外線対策防草シートの方が、コストは高くなりますので、その辺りは、使用しようとしているエリアを今後をどうしていきたいかを十分に考えた上でお選びいただきたいです。
2.砂利敷き
上記のお写真は、一昔前に、建物周りの砂利と言えば、この砂利一択と言って良いほどの商品でビリ砂利といいます。
今では、殆ど需要が無く見かけないのですが、お寺さんや神社の参道などはこちらを見かける事が多いと思います。
最近では、下記お写真の様に白砕石と呼ばれている砂利が多いです。
こちらの砂利は、何故多く使用されておりますかと言いますと、住宅基礎や、外構工事の駐車場の生コンクリートと呼ばれている中に入っている骨材として使われている為、何処の建材屋でも置いており、入手もしやすいとの事で使用されております。
後、入手しやすいと言う事は、コスト面も優れているので、各住宅現場で多様されています。
3.コンクリート打ち
上記お写真は、コンクリートの仕上がったお写真ですが、見た目が少々違うのがお気づきですか?
2つ縦に並んでいるコンクリートお写真ですが、上部が普通にコンクリートを打設し、コンクリート表面を滑らない様に刷毛を引いた仕上となる刷毛引き仕上で、下部お写真が、コンクリート表面を薬品をかけ、表面のみをわざと硬化させない様にし、翌日表面を水で洗い流す工法の、生コン洗い出し風と言う仕上になります。
その他は、
4.真砂土
5.レンガ
6.石材
7.木材
これらの材料を組み合わせることで、さまざまなデザインや機能性を実現することができます。
ただ、コスト面から言いますと、1~7の選択順にお高くなりますので、全体の外構工事のご予算に合わせた仕様・デザイン等をお考えの上、選択使用を頂けますと幸いです。
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